和室って必要?“ほしい”派が考える魅力と、理想のデザインとは

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マイホームに和室を作らない方が増えています。
昔はどこの家庭にも2部屋以上あった和室。最近ではおうちに1室も用意しない方も珍しくないんだとか。そもそも和室はなぜ必要なのでしょうか?

今回は、編集部から“和室ほしい“派の3名に来てもらい、その魅力や理想のデザインについて語り合いました。
「おうちづくりを考えているけど、和室を作ろうか迷っている…」
そんな方には必見の内容かも?
この記事をぜひ参考にしてみてくださいね!

 


パネラー紹介 

 

 

“和室ほしい派”メンバー

編集部佐脇

 

20代・女性。
夫と賃貸マンションで2人暮らし。

実家に和室あり。

将来的には、一戸建てのおうちを建てたいと考えている。

 

編集部坂本

 

20代・男性。

妻・娘と賃貸マンションで3人暮らし。

将来的には、一戸建てのおうちを建てたいと考えている。

 

編集部益田

 

20代・男性。

賃貸マンションで1人暮らし。

実家に和室あり。

“欲しい“派の中では、唯一の独身メンバー。

将来的には、一戸建てのおうちを建てたいと考えている。

 

“和室いらない派”メンバー

 

編集部翁長

 

20代・女性。

賃貸マンションで1人暮らし。

実家に和室あり。

5人の中では、唯一の“一戸建ては必要ない”派。

 

編集部中谷

 

20代・女性。

実家で母・祖父母との4人暮らし。

現在暮らすおうちに和室あり。

将来的には、一戸建てのおうちを建てたいと考えている。

 

“和室ほしい”派と“和室いらない“派。それぞれが考える和室のメリット・デメリット

 

 

翁長「佐脇さんはなんで、おうちに和室がほしいの?」


 

佐脇私は育児のことを考えて、自宅に和室がほしいと思ってるよ。いまは夫と2人暮らしだけど、いつかは子どもを作りたくて。赤ちゃんを育てるとなると、フローリングのかたさって心配じゃない?畳ならクッション性があるし、子どもが歩くようになってからも足音を心配しなくて良さそうかなと。」

 


坂本「僕も同じ意見!もともと和室は必要ないと考えていたんだけど、子どもができてからその良さに気づいたかな。子どもって大人の想像を超えることをしちゃうから、かたいところに顔をぶつけたりしないか、いつも心配なんだよね。その点、畳はフローリングに比べてやわらかいし、それだけで安心材料になるかも。」

 

翁長「なるほど。じゃあ中谷さんは、なんで和室がいらないと思う?」


 

中谷メンテナンスの大変さが気になるからかな。私の実家には和室があるんだけど、畳がボロボロになったり、障子やふすまが破れたりするたびに修理していたんだよね。

佐脇さん、坂本さんの言うとおり、畳のやわらかさは育児にとってメリットも大きいんだろうけど、和室で育児するとなると、そういうダメージとも向き合っていかないといけないよね。それを煩わしく感じちゃうのが、和室をいらないと感じる1番の理由かも。」


 

翁長「確かに洋室にくらべると、和室のほうがメンテナンスは大変かもね。うちの実家も和室があるんだけど、子どもの頃、弟とどっちが洋室を自分の部屋にするかで取り合いになったことをよく覚えてるなぁ。

思春期になると、なんか和室が恥ずかしい気がしちゃって、おうちに友達を呼びづらかったんだよね。その経験があるから、和室を必要ないと感じるのかも。益田くんは、なんで和室が欲しいと思うの?」


 

益田「僕はフローリングにカーペットを敷いて昼寝するより、畳で昼寝するほうが気持ちいいからですね(笑)カーペットって、寝返りをうってる間にはみ出ちゃったりするじゃないですか?その点、畳はどこまでも行けるんで、昼寝に最高です。こう思ってる人、実はけっこういるんじゃないかなぁ。」

 

翁長「私はかなり少数派の意見だと思うよ(笑)」

 

坂本「考えたこともなかった(笑)」

 

中谷「そもそも昼寝することが、そんなに頻繁にないよね(笑)」


 

益田「えー、畳ってそのためにあると思ってたくらいなのに!」

 


翁長畳の方がリラックスできるっていう意見は、たくさんあるかもしれないね。」


 

益田「じゃあ、その意見のうちのひとつということにしておいてください(笑)」

 

 

“和室ほしい”派が持つ、理想の和室のイメージは?

 


翁長
「“和室ほしい“派の3人は、将来的にマイホームを持ちたい3人でもあると思うんだけど、おうちを建てるにあたって理想の和室のイメージはある?」


 


佐脇
「なんとなくはイメージしてるけど、まだ具体的には考えられてないかも。」

 


坂本
「『この感じは好き』『こっちは微妙』くらいだよね。建てることが決まらないと、なかなかイメージしづらくて。」

 


翁長
「じゃあこんな和室はどう?」

 


<写真提供:
Balhaus(バルハウス)


 

益田「オーソドックスでシンプルな和室ですね。僕は好きです!」

 


佐脇
「私の実家にあった和室は、こんな感じ。オーソドックスな和室は、ホラー映画に出てきそうで私は苦手なんだよね…。私が欲しい和室のイメージとはちょっと違うかも。」

 


中谷
「昔ながらの雰囲気をどう取るかで、好き嫌いがわかれそうなデザインだね。

和の雰囲気が好きな人にはぴったりだと思う!落ち着きそうだしね。」

 


坂本
「僕はこのデザイン好きですね。閉塞的な雰囲気を気にする人もいるかもしれないけど、上手にアレンジすれば緩和できそうだよね。」

 


翁長
「じゃあこんな感じは?」

 

 


 
<写真提供:Balhaus(バルハウス)

 

 

益田「中央にデスクと椅子があって、和洋折衷みたいなデザインになってるんですね。このインテリアだと、のびのび昼寝はできなさそう…。僕は最初の和室の方が好きだったかな。」

 

 


佐脇
「私は子育てを想定して和室が欲しいと考えてるから、小上がりのデザインは子どもがつまづきそうで心配になっちゃう。赤ちゃんがいるなら、落下防止のための柵が必須になるね。」

 


坂本
「僕は、人が集まりやすいことも和室のメリットだと思ってるんだけど、この部屋だと輪になって話したりは難しそうだね。せっかくおうちを建てるなら、和室の魅力を生かしたものにしたいから、僕だったらこのデザインは選ばないかなぁ。」

 



中谷
「リラックスしながら作業ができるワークスペースとして使うなら、このデザインはぴったりかも。“和室ほしい”派の3人の中にはいないけど、和室をそうやって使いたい人も中にはいそうだよね。」

 



翁長
「確かに。暮らす目線で見てきたから気づかなかったけど、ワークスペースとして使うなら、このデザインは理想的かもしれないね。じゃあ次の写真はこれ。」

 

 
<写真提供:株式会社大幸住宅可児工房


佐脇「あ、私のイメージはこれ!リビングのそばに和室や畳のスペースが共存してる感じって言えばいいのかな?これなら畳で子どもを遊ばせながら、自分は家事を進めたりできるよね。空間が区切られてなくて開放的なのもポイント高めかも。」

 



坂本
「佐脇さんと同意見。実際に子育てしていると、外出中に寝ちゃった子どもを、家のどこに寝かせようか困ることがけっこうあって。この写真のお家なら、そのまま畳のスペースに寝かせられるよね。段差もないから安心だし、かなりイメージに近いかも。個人的な好き嫌いで言えば、最初の和室も好きだから、2つの間くらいのデザインが理想かな。」

 



翁長
「“和室いらない“派としては、このデザインならフローリングにマットを敷くのと同じと思ってしまうんだけど、“和室ほしい”派にとっては違うものなのかなぁ?」

 



益田
「やっぱり違いますよ。和室って感覚的な心地よさみたいなものがあって。きっと和室が好きな人は、この感覚に惹かれてる人も多いと思います。なんかよくわからないけれど、リラックスできるんですよね。」

 



坂本
畳のにおいや見た目でリラックスできる部分はあるよね。フローリングにマットを敷くのとはまた違う魅力が和室と畳にはあると思うなぁ。」

 



翁長
「なるほど。“和室ほしい“派の人たちは、そういう部分に魅力を感じているんだね。」

 

和室が必要かどうかは暮らし方次第。いろんな意見を聞いて、後悔のない家づくりに

 


翁長
「3人からさまざまな意見が聞けて、和室の魅力に触れるいい機会になりました。私の場合は、まだ出産や育児を想像できてなかったり、実家での暮らしから和室にマイナスイメージを持ってたりするから、『いらない』と感じるのかなと思ったよ。

パートナーや子どもとひとつの家で暮らすことになれば、自分の好き嫌いだけじゃなく、いろんな視点で和室のことを考えられるのかなと。中谷さんはどう?」

 



中谷
「私も“子どもを遊ばせる場所”としての和室なら、おうちにあってもいいのかもと思えるようになったかな。最近では今日見た写真のように、おうちの雰囲気を壊さない取り入れ方もあるので、前向きに考えてみたいと思いました。」

 



次回のコラムでは「編集部のおうちをチラ見せ!インテリア特集」をテーマに編集部員で考えていきます!

 



お楽しみに♡

 

 

 

写真を提供してくださった住宅会社はこちら↓↓

 

Balhaus(バルハウス)
静岡県浜松市西区西都台町9-28 

https://www.balhaus.jp/



株式会社大幸住宅可児工房

岐阜県可児市下恵土3433番地652

http://www.daiko-kani.com/

 

 

 

 

 

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