先月からお届けしているエキスパートによるDIY講座。日常的にDIYに取り組んでいる編集部メンバーに、未経験者の2人が率直な質問をぶつけていくコラムです♪
後編では、「賃貸住宅でもできるDIY」「おうち時間に親子で取り組むDIY」の2つをトピックに、DIY経験者のノウハウやアイデアを聞きました。
工夫次第でいろんな楽しみ方があるDIY。私が思っていた以上に奥の深い分野でした♪
30代・男性。
賃貸マンションで妻・子どもと3人暮らし。
夫婦そろってDIYが趣味。
30代・女性。
賃貸マンションで、夫・子ども2人と4人暮らし。
趣味は、観葉植物の育成とお菓子づくり。
DIYは未経験だけど、興味あり。
20代・女性。
賃貸マンションで1人暮らし。
趣味は、旅行・読書・音楽鑑賞。
DIYは未経験だけど、興味あり。
翁長「木村さんは賃貸住宅にお住まいじゃないですか?私の感覚だと、賃貸って大掛かりなDIYとは縁が遠い気がしていて。始めるきっかけも、する機会もなかなかないと思うんですが、木村さんがDIY生活をスタートさせた理由を知りたいです。」
木村「引っ越しがきっかけでしたね。いま住んでいる家には4年前に引っ越してきたんですが、物件探しの段階から暮らしが楽しくなりそうな家を選びたいと思っていて。そんなときに見つけたのが、いまのマンションでした。
僕の住んでいるところは、DIY推奨の賃貸住宅なんです。申請書を提出して許可さえ取れば、なんでもできちゃうんですよね。もちろん退去するときもそのままで引っ越せます。僕がDIYに積極的に取り組めているのは、そういう家に住んでいることが大きいですね。」
翁長「なるほど、だから大掛かりなDIYにも取り組めているんですね。」
佐原「やっぱり一般的な賃貸住宅だと、できることはかなり限られちゃうんですかね?」
木村「そんなこともないと思います。壁紙も床も、退去時に原状回復しやすい、賃貸住宅向けの商品が売っていますよ。
そういったものを選べば、それほど不自由なく、DIYに取り組めるはずです。うちで使っているフロアマットは、はがしやすいように工夫された、賃貸住宅でも使いやすい商品ですね。
内装まわりのこと以外のDIYにチャレンジしてみるのもいいと思います。
インテリアを工夫したり、収納を自作したりといった作業も、立派なDIYですよね。うちでは、ツーバイフォー材を使った見せる収納棚を自作しましたよ!」
佐原「お子さんと一緒に作業することもあるんですか?」
木村「たまにありますね。うちの子はまだ3歳なので簡単なことしか頼めないんですが、一緒にやれそうな作業はできるだけ親子で取り組むようにしています。小学生くらいになれば、もっと難しいことにもチャレンジさせてあげたいですね。」
佐原「最近はコロナの影響もあって、『親子で取り組むDIY』にも注目が集まっていますよね。
読者のなかにも、お子さんと一緒にできる作業を探している方が多くいらっしゃると思います。木村さんはどんな作業が親子で取り組むのに向いていると感じますか?」
木村「僕は遊びの延長でDIYに触れさせてあげるのがいいんじゃないかと考えています。子どもと一緒に作業するとなると、作ったもののクオリティがどうしても下がっちゃうじゃないですか?
そういう子どもならではの“手づくり感“や、親子で一緒に作業した思い出を楽しめるなら、一緒にDIYに取り組むのもいいと思うんですが、壁紙や床、インテリアなどは日常的に目に入る部分ですし、なかなか妥協しづらいですよね。
うちの場合は、子ども専用のハンガーレールや下駄箱、遊ぶスペースを子どもに手伝ってもらいながら作りました。こういった箇所なら、“手づくり感“も味になってきますよね。」
佐原「なるほど。家族みんなが使う箇所ではなく、お子さんのスペースを一緒に作り上げているんですね。」
木村「お子さんがまだ小さいなら、子ども部屋の一角に字や絵をかいても消せる壁紙を張って、落書きエリアを作るのもいいかもしれません。張る作業を一緒にすることもできますし、落書きがお子さん自作の子ども部屋のインテリアにもなります。親子でするDIYでは、失敗が気にならない箇所を選ぶこと、子どもの目線で機会を与えてあげることがポイントになるような気がしていますね。」
未経験者からすると、難しそうな気がしてしまう賃貸住宅や親子でのDIYですが、工夫次第でやり方はたくさんあるんですね!できるところから始めてみたいなと思います!
次回のコラムでは、「お引っ越し前の準備」を取り上げます!
お楽しみに♡