インテリアの印象を決める「配色の黄金比率」とは?
お部屋のカラーコーディネートを考える時は、次の3つのカラーを選びましょう。
①ベースカラー…基本となる色。背景色。
②アソートカラー…バランスをとる色。
③アクセントカラー…全体を引き締める色。
たとえば、白い壁紙とカーテンがベースカラー、ブラウンの床材と家具がアソートカラー、ネイビーのクッションとインテリア小物がアクセントカラー、といった組み合わせが考えられます。
配色には黄金比率があり、「ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー」の割合は「7:2.5:0.5」もしくは「6:3:1」がいいといわれています。
インテリア実例から読み解くカラーコーディネート
早速、インテリア実例を見てみましょう♪
ナチュラルインテリア
王道のナチュラルインテリア。
ベースカラーは壁紙の白、アソートカラーは床や家具のライトブラウン、アクセントカラーは観葉植物のグリーンです。
カフェ風インテリア
おしゃれなカフェ風インテリア。
ベースカラーは壁や床のライトブラウン、アソートカラーは天井やキッチン天板のライトグレー、アクセントカラーはキッチン背面のブルーグリーンです。
モダンインテリア
洗練されたモダンリビング。
ベースカラーは壁紙やカーテン・ソファのグレー、アソートカラーは床のブラウン、アクセントカラーはクッションのイエローです。
ハイセンスなベッドルーム。
ベースカラーは壁紙や床のホワイト、アソートカラーはシーツカバーや枕のグレー、アクセントカラーはくすみピンクです。
色の組み合わせのルールを知る
色の組み合わせのルールを知れば、インテリアをより素敵に魅せることができます!
続いて、4つの組み合わせ方をご紹介します。
同系色
同系色とは、色相(色の種類)が同じもしくは隣で、明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)だけが違う色の組み合わせのことです。
同系色でまとめると、落ち着いて穏やかな印象や、洗練された印象を生み出すことができます。
類似色
類似色とは、色相(色の種類)が近い色の組み合わせのことです。
赤とオレンジ、オレンジと黄色、黄色と緑、緑と青、青と紫、紫と赤などです。
類似色同士なら、鮮やかな色を使っても、インテリアにまとまりが生まれます。
補色
補色とは、色相(色の種類)が正反対の色の組み合わせのことです。
赤と緑、オレンジと青、黄色と紫などです。
補色を取り入れると、ドラマチックで印象的なインテリアになります。
ただし、同系色や類似色と比べると難易度が高いため、インテリア小物などで小面積から取り入れると良いでしょう◎
トーン
色には「淡い」「鮮やか」「くすんでいる」などトーンがあります。
トーンをそろえることで、いくつかの色を組み合わせても、空間にまとまりが生まれます。
カラーコーディネートを意識して家づくりを
マイホームを建てる時は、インテリアの仕上がりをイメージしながら家づくりを進めましょう!
壁紙などのベースカラーは白がポピュラーですが、最近ではライトグレーも人気。
ニュアンスのある空間に仕上がります◎
ただし、ベースカラーが暗いと空間が狭く見えることもあるため、注意しましょう。
ベースカラーの次に面積の広いアソートカラーも、インテリアの印象を左右します。
床材の色は特に、写真で見るとの実際に空間に身を置くのとでは感じ方が変わってくるため、モデルハウスをたくさん見学して、自分たちに合うカラーを選んでください。
長く暮らすうちに、好きな色や好きなインテリアが変化することも。
アクセントカラーは、カーテンやインテリア小物など、取り換えやすいアイテムで取り入れるのがおすすめです◎
配色のポイントを押さえつつ、カラーコーディネートを楽しんでください♪